「頭によさとは何か」は、医師 和田秀樹氏と脳科学者 中野信子氏による対談を書籍化したものです。
タイトルに惹かれて読んでみました。
この本は、「本当に頭がいいってどういうことか」を大枠としてお二人の議論が記されています。
今回は、僕が幸せな人生を送るために心に留めた部分をピックアップして書き残します。
頭がいい人は、面白い人
この本の割りと前半で、「頭がいい人は、面白い人だ」と言ってくれています。
中野信子先生が惹かれる異性は、「自分の知らないことを話してくれる人」なんだそうです。
脳科学者中野信子が知らないことを教えてくれる人ってどんな人なんだって思うところもありますが、これは一般的な恋愛においても言えていると思います。
「自分の知らない世界を見せてくれる人を好きになる」なんてよく聞きますし。
しかし、日本世間がいう「頭がいい」とは、「学歴があって有名企業に入って勉強ができる人」のイメージが強いのかなと感じられます。
このような人が悪いとは言っていませんし、むしろ向上心を持って努力されてきた・されてきているのかもしれませんので、それは素晴らしいことでしょう。
ですが、社会生活・幸福人生にとって、それだけで十分かといえば首を傾げたくなります。
それは、それだけで満足している人が残念だということです。
本では、「学歴があって有名企業に入って勉強ができるけど、何も面白くはない私はいったい…」と思う人が優秀なのです、と。
つまり、一般的なレールをただ走っているが、これでいいのかと気づける人には進化の片鱗があるのだそうです。
そしてそれは、「面白い人」への道につながると。
面白い人になるには
結論、面白い人になるには、実用的に役立つものと儲からないものを両方やることです。
実用的に役立つものとは、資格取得や金儲けのテクニックなどです。
儲からないものとは、教養や頭のよさを磨く、科学を追求するなどです。
つまり、仕事やお金を稼ぐことに関することばかりに気を置くのではなく、教養や趣味の世界も同時に追求することにより、面白い人が形成されていくということだと思います。
「面白い」は幸せそうですね。
「面白い」は「幸せ」になる
人生は選択の連続です。
どちらを選べば正解か安全か。
でもどっちを選んでも正解なんです。
というより、こっちを選んだ→失敗だったかも→その中に喜びを見つける→満足する→こっちでよかった=>幸せ
こう持っていくマインドが幸福につながります。
だから結局、二分の二でどっちも正解なんです。
対人関係のゴール
【共同体感覚】アルフレッド・アドラー
他者を仲間だとみなし、そこに「自分の居場所がある」と感じられる感覚。
これこそが対人関係のゴール。
幸せですね。