ビジネスパーソンに超必須のスキル ロジカルシンキングとは?

ロジカルシンキング

目標達成に向けた課題を性格に捉えて、最も効果的な対策を考えるのに役立つツールであるロジカルシンキング。

まずはその基礎を学びましょう。

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目標達成に向けた課題を性格に捉える

ロジカルシンキングは、課題に対し客観的分析を行い、効率的な方法を見出すもの。

これにより最適なルートで最適な解を導くことができます。

たとえば「売上を1年で2倍にしたい」という課題が出された際、漠然と考えていても答えは出ませんね。

ロジカルシンキングでは、この課題を客観的に2つの面から分析します。

売上の構成要素を、市場規模とシェアに分けるのです。

市場規模は、その動向が鍵になります。

市場が伸びている場合、マーケットシェア(※1)を維持するだけで、売上の拡大につながります。

逆に市場規模がシュリンク(※2)している場合は、シェアを高めなければ売上を伸ばすことはできません。

そのためにどうするべきかをさらに分析します。

この市場規模縮小の場合、効果的にシェアアップするために、上げていくべきものがあります。

それには製品数、顧客数販売台数などが挙げられ、その現状についてさらに分析・調査が必要になってきます。

※1 マーケットシェア
市場占有率や市場シェアのこと。
ある市場での一定期間において対象の企業の商品やサービスが占める割合をいう。
主に市場の総売上高に対する個々の企業の製品の売上高が占める割合によって計算されます。
市場構造を判断する指標になり、自社の強みや弱みを把握する指標になります。
そのため、企業がマーケティング戦略をたてる際には目標として設定されることも多いです。経営の分野では、企業は市場占有率を参照して、市場動向の把握や自社のポジション、市場の将来予測などを行っています。

※2 シュリンク
英語で「縮む」「減る」と言う意味。
ビジネスシーンで使う場合は、①物やデータを小さくする技術または、圧縮すること、②市場や購買意欲などが縮むこと、という意味があります。

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ロジカルシンキングの基礎の基礎

ロジカルシンキング(論理的思考)は、誰もが日常生活で自然に行っている思考法。

これをビジネスシーンに応用するだけです。

論理的思考には大きく分けて帰納法演繹法があります。

帰納法は、さまざまな事例・事実をもとにひとつの結論を導くもの。

これは日常で我々が自然に行っていることです。

天気予報が雨と言っていた、空を見ると雲行きが怪しい。

この2つの事実をもとに、傘を持って出かけるという決断を下すのが帰納法です。

これをビジネスに活かすと次にようになります。

自動車ならば、ヴィッツが売上好調である、マーチも好調である、フィットも好調である。
したがって小型車を増産する

というのが帰納法です。

帰納法には綿密なデータが必要です。

一方、演繹法は、大前提となるルールから結論を導く思考法。

たとえば、

糖分を多く摂って運動しなければ太る、鈴木さんは糖分を多く摂り運動をしない、したがって鈴木さんは太る

というものです。

 

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論理的思考は「A4メモ書き」で身につける

論理的思考を高める訓練法があります。

必要なのは筆記用具とA4用紙だけ。

課題への対策を箇条書きするところから始まります。

A4用紙を用意したら最初に課題と年月日を記します。

そのうえで、課題に対する解決案を思いつくままに箇条書きで書いてみます。

1分で、4〜6行が目安です。

こうして一枚書き終えたら、次は2枚目です。

最初に書いた1枚には、似た内容のものや、あまり解決案にならないものもあるはずです。

そういうものをまとめたり、削除したりして、より具体的な長めの文(ひとつを20〜30行)で書きます。

この訓練で発想能力や、整理・分析能力が高まります。

具体的には、頭が整理され、案の優先順位も明確になり行動も早くなります。

さらに長文化することで説得力も高まります。

具体例を挙げましょう。

無理な納期という課題を課せられたときに、それを疑問形にします。

「どうしたら納期に間に合うか」です。

そしてその対策をメモ書きします。

これを繰り返すのです。

 

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マトリックスで頭の中を整理する

論理的思考を深めるのに使われるフレームワーク(※3)として代表的なのが「マトリックス」と呼ばれるものです。

使いこなせるようになると、あなたの心強い味方になります。

マトリックス分析は広い視点で考え、問題をシンプルにしてから行動したい時に役立ちます。

まず縦軸と横軸には仕事をするうえで最も重要と思われる2つの項目を選びます。

この2つには、例えば価格と品質のように、一方が高くなればもう一方も高くなるような相関関係にあるものではなく、それぞれ独立したものを選ぶのがポイントです。

試しに仕事の優先順位を決める際に使えるマトリックスを作ってみましょう。

縦軸に仕事の「緊急性」の高低を、横軸に「重要性」の高低を取って抱えるタスクを分けてみます。

こうすると、論理的思考が徹底できるので、優先順位に沿って慌てず、またダブりやモレもなく行動することができます。

※3 フレームワーク
枠組み。骨組み。構造。
ビジネスの分野で用いるときは、経営戦略や業務改善、問題解決などに役立つ分析ツールや思考の枠組みを指す。
ロジカルシンキングにおける重要な思考法である3C分析やマトリックス分析、SWOT分析、ファイブフォース分析、PEST分析、PPM分析などがそれにあたる。
IT関係ではシステム開発を楽に行えるように用意された、プログラムとかのひな形のことを指す。

 

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アクション・マトリックスを使う

競合のいない新しい市場を創造する「ブルーオーシャン戦略(※4)」における重要なフレームワークのひとつであるアクション・マトリックスを紹介します。

アクション・マトリックスにおいては、まず現状の競争要因に対して、「取り除く」「減らす」「増やす」「付け加える」という4つのアクションを検証し、自社がどのように変化すればブルーオーシャンを創造できるかを整理します。

付加価値を「増やす」、または「付け加える」場合は通常コストがかかります。コストカットをする場合は、何かしらの付加価値を「取り除く」、または「減らす」必要もあります。

こうしたジレンマを解消し、何で勝負するのかを決める際に、このフレームワークは有効です。

またブルーオーシャン戦略を理解するうえで大き影響するのが「バリューイノベーション(※5)」という概念です。

バリューイノベーションとは、コストを下げながら、同時に買い手にとっての価値を高めることで、企業と買い手双方にとっての価値が飛躍的に高まった状態のことをいいます。

※4 ブルーオーシャン戦略
今まで存在しなかったまったく新しい分野に事業を展開していく戦略。
他の企業と競合することなく事業を行うことができます。
W・チャン・キムとレネ・モボルニュによって提唱されました。
ブルーオーシャン戦略を説明する際、対立するレッドオーシャンという概念が要請されます。
レッドオーシャンとは、競合企業との激しい競争によって血の色(=レッド)で染められた既存の事業領域を指しています。
レッドオーシャンでは、限られたパイを奪い合うため競争も苛烈で、競合との血みどろの戦いが不可避な状況になりがちです。
一方、その対極となる概念が、ブルーオーシャンです。
まったく新しい市場を切り開いて創造されたブルーオーシャンでは、競合自体が無意味になり、高成長・高収益が期待できます。

※5 バリューイノベーション
低コストを現実化しつつ、顧客に提供する付加価値を同時に高めていくこと。
ブルーオーシャン戦略の中で唱えられました。
バリューイノベーションでは、新しい価値を創り出すことにより顧客により高度な価値を提供します。
同時に、創意工夫により不要なコストを省き、低コスト化も実現します。

 

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コラム:ロジカルシンキングの対極にあるラテラルシンキングとは?

ラテラルシンキングは、ロジカルシンキングと対比される考え方です。

ロジカルシンキングが前提条件をもとにひとつずつ論理を検証しながら思考を進めていくのに対し、ラテラルシンキングは既成概念の枠から外れた自由な発想をもって、思考を飛躍させていきます。

たとえば「13個のオレンジを3人で分けるにはどうすればいいか」という、ラテラルシンキングのたとえとして有名な話があります。

この問題にロジカルシンキングで取り組んだ場合、1人4個ずつ配り、最後の1つを3等分するといった解決法が出てくるでしょう。

一方、この問題にラテラルシンキングを使用した場合、オレンジをミキサーにかければ、オレンジジュースにして均等に3人で分けることができる、という結論を導けるかもしれません。

ラテラルシンキングには斬新でユニークな発想でイノベーションを起こす、あるいは既存のものを組み合わせて新しいアイデアを生み出すといったことが期待されます。

ラテラルシンキングとロジカルシンキングは相互補完の関係にあり、組み合わせることで思考の幅も広がるでしょう。

 

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