
お金がない・・・
将来が見えない・・・
今の会社でつまらない仕事をずっとやらなきゃいけないのかな・・・
でもやりたいことも特にないんだよな・・・
こんな不安や悩みを感じていませんか?
良い成績で学校を卒業し、高収入の大企業に入る。これは非常にすごいこと。
努力の賜物だし、誇るべき事実。
だけど、そう上手くはいかないのがほとんどですよね。
大企業に入れた人でも不平不満を言い人生に悩んでいるのに、そうではない人が思い詰めないわけがない。
は、言い過ぎかもしれませんが、自分の将来について考えるとため息をつきたくなります。
その理由の第一位は「お金」に対する不安です。
働いて働いて、貴重な時間をお金を得るために捧げた結果、そこそこの給与をもらい、そのうちの大半が毎月の支払いで無くなる。
少しずつ貯めたお金で大きな買い物をしてまた働く。もしくは、借金やローンで購入しその後支払いに追われるかもしれない。
「もっと自由にもっとゆとりのある生活をしたい」と思うけど、何をやればいいのだろうか。
副業で副収入を得られたら余裕ができるだろうか。でも貴重な時間を失ってしまうだろうか。
そんなことを考えて何もできない。
こんな状態の人が非常に多いはずです。
そこで今回は、将来に不安を持つ社会人向けに、「金持ち父さん貧乏父さん」で有名なロバート・キヨサキ氏が書かれた本『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』から“クワドラント”について、わかりやすく解説します!
クワドラントとは


『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』のメインワードである“クワドラント”とは、収入の得方4種類を十字で区分けたものです。
そして、その4種とは、E(従業員)、S(自営業者)、B(ビジネスオーナー)、I(投資家)になります。
それぞれ順に解説します。
E(従業員)
社会人の多くがここEに属しています。
Eは、会社に雇われ、会社からの給料で収入を得ている人です。
収入の源が会社に依存しています。
S(自営業者)
Sは、飲食店の店長や独立した弁護士のように自分の会社を営んでいる人や、フリーランスなどの個人事業主です。
言い方を変えると、「自分で自分を雇っている人」になります。
Sは、自分が動くのを止めると収入も止まってしまいます。
B(ビジネスオーナー)
Bは、自分のビジネスを持って収入を得ている人です。
例えば、アフィリエイトやYouTubeなどで、“自らの手を動かさずに”収入を得ている人がそうです。
I(投資家)
Iは、株式や不動産などに投資をして収入を得ている人です。
「お金を働かせてお金を得る」と表現できます。
左側(E/S)と右側(B/I)の違い


クワドラントは左上から反時計回りにE、S、I、Bで表されています。
左側(E/S)と右側(B/I)でよく分けられますが、何がどう違うのでしょうか。
それは、自分がいなくても収入を得られるかどうかで分けられます。
左側のEとSは、自分の体を使って、自分が働いていないとお金を生み出しません。
会社員は、1日8時間22日働いて給料日を待ち侘び、もろもろの支払いを済ませて残り僅かなお金を貯金し、また働くという繰り返し。
自営業者は、自分の給料は全て自分の働きで決まるため、会社員以上に働いて過労になりやすかったり、収入が安定し辛いため心も不安定になったりする。
反対に、右側のBとIは、自分が働かなくてもお金を生み出す、また、お金がお金を稼いでくる状態にあります。
ビジネスオーナーは、自分がそのビジネスのトップにいるものの、自分がいなくてもそのビジネスは回り、収入が得られる。
投資家は、自分のお金を元手に投資して、さらに大きなお金を得る。まさに、お金が自分のために働いている。
お金のために働いてはいけない


「働きたくない」「仕事に行きたくない」
こんな声は頻繁に聞かれる。
“働くこと”に対してネガティブになってしまっています。
「仕事は嫌なこと」は普通と思っている人も多いです。
聞き慣れすぎて当たり前のことを言っているだけのように聞こえて仕方がないかもしれません。
「仕事が嫌だ」と思う理由は、働かされているからです。
さらにそこから言いたいことは、自分がお金のために働いているからです。
この考え方が非常に大事です。
お金を得るために仕事をすることは普通だと思う人がほとんどですし、現実にはお金のために仕事をしている人ばかりです。



現在、僕もお金のために働いています。
しかし、自分がお金のために働くことで、生活の全てがお金に振り回されてしまいかねません。
「給料が少ないからバイトしたいけど、趣味の時間がなくなってしまう・・・」
「デートに行きたいから、そのために今週の飲み会は欠席して節約しよう」
など、お金があるかないか、どれだけ稼ぐか、で生活の質が決定されてしまうのです。
これは会社員でもビジネスオーナーでも同じことのように見えますが、現実で2者を比べると全然違います。
会社員は生活のために仕方なく働いている人が多数ですが、ビジネスオーナーは自分で動いていません。
つまり、ビジネスオーナーは自分の手は動かさずにお金を稼いでいます。
自分のお金を費やしてさらに大きなお金を稼いでいるのです。
これは、お金が自分のために働いているということになります。
自分の貴重な時間をやりたくもないことに使わずにお金を稼ぎます。
自分の時間はやりたいことに使って有意義に幸福に生きているのです。
その結果、ビジネスオーナーは高収入になれる可能性が高くなります。
もちろんですが、その道は決して楽な道ではなく、築き上げるまでには想像を絶する努力と運が必要になります。
会社員が金持ちになれない訳ではない


金持ちになるためには、ビジネスオーナーか投資家を目指すのが王道です。
でも、だからと言って会社員や自営業者が金持ちになれないわけではありません。
偏差値の高い大学に入って優秀な成績を収め、超有名大企業に入って高い給料をもらいながら貯金する。
この道を歩めればお金持ちにはなれるでしょう。
しかし、こんな上位1%しか通れないような道を目指すよりも、ビジネスオーナーになる方が簡単です。
優れた頭脳、優れた美貌、優れた運動神経を持たずとも金持ちになれてしまうのがビジネスオーナーだからです。
また、自営業者の場合は会社員より稼げそうですが、収入の多さが自分の作業量に依存しているため、より稼ごうとすると自分の体と時間を今までより多く使って働かないといけません。
これもまたお金に振り回されてしまいます。
お金を稼ぐために不公になっていては、生きていて何が楽しいのかすらわからなくなりそう。
お金を学び、広い視野を持とう


先ほども言ったように、金持ちになるならビジネスオーナーになることが一番可能性のある方法なのですが、楽になれるわけではありません。
お金に使われない、お金のために働かないようにするには、単純に「お金」について学ぶ必要があります。
これは金持ち父さんの言う、ファイナンス・インテリジェンスです。
会計や税、財務などの知識を学びましょう。
FP(ファイナンシャル・プランナー)の資格取得は日常生活にすぐに活かせる知識をつけられるので、非常におすすめです。
▽ FP講座のおすすめ ▽
また、ビジネスオーナーには営業力やコミュニケーション力が求められることがあるので、お金の知識と並行して身につけておくことをおすすめします。
深い知識まで身につける必要はありません。
広く浅くでいいので、自分の知らない分野を少しずつ潰していきましょう。

